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第45回 ペイシェントボイスカフェと大きなホーム
 
◇開催の趣旨

ペイシェントボイスカフェとは薬剤師と患者さんが直接話すことで、患者視点の考え方、思いをより知るための会です。
  
これまでは小さなカフェで毎回ひとりの患者さんのお話を薬剤師がじっくり聴くことを大切にしてきました。
そしてホームとは、だれでもどんな話でも聴き入れてもらえる場所、いつでも帰ってこられるような場所、エネルギーを溜めてまた外に出ていく力を補えるような場所をイメージしています。

イベントが始まって第45回となる今回は、これまでのイベントを通して薬剤師が学んだことや気づいたこと、今現在臨床に生かしていること、そしてこれから取り組もうとしていることなどを自由に共有する場を設けます。患者視点を学んだ私たちは、これからどのように活動していくべきか。どのような薬剤師になりたいのか、という将来像も含めてグループワークで話し合っていきます。

ひとりひとりの薬剤師が感じていることはきっとそれぞれ違うので、安心して話していただければ嬉しく思います。どんな内容でも耳を傾けて、まずは受け入れる、私たちは大きなホームであることを意識してみなさんに参加していただきたいです。

そして夢を叶えるために必要な人脈を広げたり、ほかの薬剤師から刺激を受けて新たな夢を見つけモチベーションアップしたり、少し疲れたときには今の気持ちを話してみて、またエネルギーを補充して外へ向かっていく、そんな大きなホームをつくることがこの会の目的です。

 
◇ゲストからのお話
  お名前/立場 / プロフィール 講演テーマ 発表
資料
写真/報告
1 広上由季/ 病院薬剤師・PVCスタッフ  
1992年生まれ。2016年富山大学薬学部卒。現在埼玉県内の病院薬剤師として勤務し4年目となる。大学在学中にペイシェントボイスカフェに参加して以来、患者さんの声に耳を傾けることの重要性に気づき現在はイベントスタッフとして活動している。今後はこの活動をさらに広げ、この世界の人皆にとってあたたかい場所、ホームをつくるための方法を模索中。
2 竹内京子/ 難治性うつ病  
1971年生まれ。製薬会社の研究員として働いていた1999年にうつ病を発症し、治療抵抗性・重篤性・反復性のため、後に「難治性うつ病」の診断名に。寛解を維持できるようになった2013年頃から、疾患経験を発信する活動を始める。完治しなくても自分らしさを失わずにイキイキと病めるよう、患者道を磨いたりサボったりする日々。
3 名倉慎吾/ 薬学部学生  
1995年生まれ。東京大学薬学部在学中。小学生の頃に経験した弟の入院を機に、患者がイキイキと生きるために必要なのは病気の治療だけではないと気づく。大学進学後は、薬局・病院での実習等や様々な人々との意見交換を通じて、「病気や薬について自分事として理解される社会づくり」を自分のミッションとして持つようになる。昨年秋に大学の先輩を通じて出会ったペイシェントボイスカフェをはじめとして、様々なイベントに参加して情報を得たり、発信したりする日々を過ごしている。
4 滝本大輔/ 調剤薬局薬剤師  
1991年生まれ。2016年帝京大学薬学部卒。薬局薬剤師として4年目の勤務となる。大学3年生で、日本薬学生連盟という学生団体を知り、様々なイベントを通じて視野を広げる中で、6年生の時ペイシェントボイスカフェと出会う。服薬指導の中で、心に寄り添えるコミュニケーションのスキルアップを目指し、医療系その他イベントに参加している。また、薬剤師・薬学生への勉学等のフォローをすべく、教育コンテンツを製作中。


◇アルバム

司会進行の
慶應大学薬学部
 堀里子 教授

ペイシェントボイスカフェ
運営担当
広上由季

開催へ協力を
いただいた
佃勇也様

後半はワークショップを開催
 

各グループで真剣な対話
 

対話は深い話も
 

時にみんなで笑いあい
 

ペイシェントボイスカフェ
代表 鈴木信行

会場をお借りした
桜が満開の
慶應大学
 

参加者いただいたみなさま

ありがとうございました
 
   
◇参加者の声(アンケートより)

◇参加者からの声(参加者アンケートより)
患者さんへの接し方についてこんなに問いかけの違いで印象が変わるのかと気づかされた。
みな患者さんの声をききたいと思っているのは同じだと思った。講演が感動しました。
学生の講演で、学生のうちから病気の受容と調和まで気づいていることがすごいと思った。
患者さん、薬剤師の立場からのお話があり、それぞれの気持ちや現状を知る貴重な機会でした。
患者さんの実際の声をきくことは初めてだったのでとても刺激的でした。
学生のうちからかんがえなければいけないことがあり、授業では学べないことなのでみんなに来てほしい。
ワークショップの雰囲気があたたかく何でも言えました。
様々な見解があり、正解はないということ。
新しい考え方、人に巡りあえた時間でした。
滝本氏からの報告書


写真撮影協力 木口マリさん

 

◇運営組織 患医ねっと
 〒113-0031 東京都文京区根津1-22-10